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山本キク初代顧問

「家政学原論研究会(現・家政学原論部会)」が日本家政学会の一分科会として発足するにあたり、日本家政学会と家政学原論研究会とのパイプ役として尽力しました(当時・大妻女子大学教授、1963~1965年日本家政学会理事)。

1969~1973年の間、家政学原論研究会発足期の顧問を務めました。

家政学原論部会誌の題字には、創刊以来、山本が揮毫した題字が使われています。

1968年10月14日、家政学原論研究会発足シンポジウム(文化女子大学)の冒頭挨拶で、「九州支部より発案、家政学会理事会の承認をえて正式に家政学会の分科会として発足。経費として学会より5万円の補助を受けた」と経過報告をし、「家政学原論研究会の使命」について、次のように述べています(『家政学原論研究会会報』No.1(1969)、p.1)。

家政学原論研究会の使命-創刊にあたって- 山本キク

「家政学はどんな学問であるかについては、20年前から2~3の方々によって説が立てられ 、その後漸次学会の中に関心が高まり、最近では家政学は科学としてどう位置づけるか、どのような体系とするか、独自性をどうとらえるか、自然科学に重点をおくか、人文科学に重点をおくか、これらの総合と考えるかあるいは内容の立場から、家庭を研究対象とするか、生活学とするか、そして衣食住・児童・家族等の生活を第一線におくか、家庭経営を第一線におくか等々、各説各様賑やかである。アメリカでもHome Economicsを転換しようとする傾向にあり、家政学原論は今や花ざかりのようである。しかしまだ定説がなく動きつつある姿は、揺籃時代と見るのが妥当であろう。これからは、研究者が一丸となって協力し、衆知を集めて家政学を世界の学術界を闊歩する学問に育てあげなければならない。そこにこの研究会の使命がある。」

(『家政学原論研究会会報』No.1(1969)、p.2)

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