家政学原論

「家政学とは何か」ということを学問(専門)としての必然的成立条件の観点から考えていく研究分野です。

「家政学の研究対象・目的・方法、体系などを考究して、家政学の本質を明らかにし、家政学の独自性と科学的位置を解明するとともに、家政学に方向づけをする研究分野である」と定義づけられています((社)日本家政学会(編)『家政学事典』朝倉書店(1990)、p.2)。

家政学原論には、家政学論、家庭生活論、家政学史、比較家政学などに加え、家政学の社会貢献のあり方や将来へ向けての課題と展望などが含まれます。

科目としての「家政学原論」は、第二次世界大戦後、新制大学における「家政学部設置基準」制定(1947)の際、「家政学とは何か」という哲学的考察の必要性が自覚され、家政学部の「一般家政学」科目の一つとして位置づけられ、誕生しました。

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